PROFILE
"魅せる"に特化した、実力派アーティスト
三輪 亮太
ryota miwa
名古屋美容専門学校卒業後、美容師として活動。
メイク講習や撮影などに興味を持ち、それをきっかけに努力と成果を認められ1年目で「ヘアーショー」に参加。メイクを担当し、ヘアメイクの楽しさやショーならではの緊張感を受けて、ヘアメイクへの道を志す。
退社後、ヘア&メイクアップアーティストに師事。アシスタントをする傍ら、特殊ヘア専門サロンにて自己スタイルを確立。現在、大手企業などの撮影や舞台、コレクションなどの仕事を中心に幅広く活動中。
略歴
出会った瞬間、人の印象が決まる
-魅せる仕事とは、具体的にどのようなお仕事ですか?
三輪:そうですね。美容師からメイクアップアーティストになり、現在は主に化粧品販売等のメイク、コレクション・ショーなどのヘアメイクを手掛けています。
-今まで様々なご経験をされていると思いますが、印象に残っていることはありますか?
三輪:美容師時代は、一言で言うととにかく辛かったです!
友達に「美容師っぽい」と言われ、目指したのが最初でした。
とにかく毎日夜遅くまで残り、朝は先輩より早く出勤していました。
休みも少なく、本当に倒れるんじゃないかと。同期も徐々に辞めていき、2年経って気づいたら僕だけになっていました。
-辞めようとは思わなかったのですか?
三輪:それはないです。
あった…かもしれないけど、今毎日楽しく充実しているので、辞めなくてよかったです!
-きっかけがあった、という事でしょうか?
三輪:憧れの人に、「同じ道を5年は続けなさい」って言われたんです。その言葉を胸に、毎日頑張りました。
やってみないとわからない、自分に甘えたくないって。
-お若い頃から、本当に立派な志を持たれていたんですね。
三輪:そんなことないです。
でも月日が流れるのは早く、気づいたら5年経っていました。本当にその人には、今でも感謝しています。
-メイクに転向されたきっかけを教えてください。
三輪:男性のメイクアップアーティストが凄くかっこよくて、一瞬で「あ、これだ」って思いました。
早い段階でショーにも参加させていただきました。
ショーに出演するモデルさんよりもドキドキしている自分に気付いた時の”癖になるような感覚”は、今でもハッキリと覚えています。
-それから今は、講師としてご活躍されているんですよね。
三輪:活躍…できていますか?照れますね。
-ご立派だと思います!講師になって嬉しかった事はありますか?
三輪:もちろん!
とある学生さんで、中卒という事をすごく気にされている方がいました。一緒に頑張った結果、ヘアメイク事務所に内定が決まったんです。
卒業してから話をしたのですが、「辛い事しかないけれど、毎日めちゃめちゃ楽しいです!」って言ってました。その言葉が忘れられないですね。
しかも次のショーで一緒に仕事をする事になったんです!
-それは嬉しいですね。講師として思う事はありますか?
三輪:僕は学生さんのやりたいことを精一杯後押しします。
もっともっと美容関係に従事してくれる人が増えて、美容業界が盛んになってほしいです。
-先生のご経験から、今後学生さんたちに何を伝えていきたいとお考えですか?
三輪:一番はやっぱり、自分がやりたいことをやってほしいです。
自分の「やりたい!」って気持ちに純粋になってほしいです。
そのやりたいことを後押しできる環境を作っていきたい。
そしてより多くの人に美容というものを伝えていきたいです。
-ズバリ、先生にとっての美容とは?
三輪:美容は自分の全てで、技術は自分の価値です。
自分も美容学校で学んでいました。辛いこともたくさんありましたが、今はそれ以上にワクワクする事ばかりです。
これからもこの業界からもらったもので世の中に貢献していけたら…と思っています!