PROFILE
アスリートの顔を持ち合わせるフードコーディネーター
川﨑泰代
Yasuyo Kawasaki
それ以降も多種多様なスポーツを日常生活の中に取り入れており、日々の運動による経験は現在の活動にも大いに役立っている。
「走るフードコーディネーター」と呼ばれるほどのアスリートぶりを発揮し、フルマラソン(42.195km)を完走するなど、プロアスリートの気持ちも理解している。
それらの経験により、最大のパフォーマンスを発揮するためには「食事」がとても重要だということに気づき、それぞれの人に合わせた食事指導は好評。
一般アスリートだけではなく、プロサッカーのU-18育成選手の食事指導を行うほどの実績と信頼を兼ね備え、テレビをはじめとしたメディアでも大活躍中だ。
また最近注目されている食育にもインストラクターの立場から携わっている。
略歴
保有資格
同じ目線で思いを共有し、必要とされる食を作り出す
-「食」に関する仕事にも様々ありますが、フードコーディネーターやインストラクターの道を志された理由は何なのでしょうか?
川崎:幼いころからお料理に関心がありました。料理を作ることが好きでしたね。料理好きは母の影響が大きいことは間違いありませんね。おやつも手作りで、母の手作りのお料理は大好きです。
フードコーディネーターを目指すきっかけは、作るだけでなく、盛り付けや見せ方の勉強し、また映像(テレビ)やスチール(雑誌)の世界で、お料理を提供したいと思いフードコーディネーターへの道へ。インストラクターは、その後お料理を通して様々なご縁をいただき教壇にも立たせていただいてます。
-ありがとうございます!先生にとって「食」とはどんな存在か教えていただきたいです。
川崎:「食」は身体を作るだけでなく、人々の心を豊かにするものだと思っています。
「食」は人を幸せにする存在ですね。
-やはりそれぞれの人に合った食事内容があり、それを提案することでスポーツにおけるパフォーマンスは向上するのですか?
川崎:食事内容で大きく変わりますね。間違いなくパフォーマンスは上がります。
-JリーグU-18育成選手の食事指導をされているみたいですが凄いことですよね!担当されるきっかけを教えていただきたいです。
川崎:元々は私も幼少のころからバレーバールをやっていたスポーツ少女でした。
地元のチームよりお声をかけていただく機会に恵まれ、U18を担当しました。
-アスリートと一般の方では望ましい食の形はやはり異なるのでしょうか?
川崎:基本的にはどちらも「バランスの摂れた食事」が大事です。
アスリートの方と一般の方の運動量の違いなどから、必要とされる栄養素の量が違ってきますね。アスリートの方は、運動中に失われやすい栄養素を補う必要があったり、一般の方は運動量が少ない分、栄養過多になりすぎないように注意が必要だったりしますね。
-そうなのですね!子ども向けの料理教室はもしかすると食育の一環ですか?
川崎:「食育」というよりは、食を楽しんでもらいたい。作ることも食べることも好きになってもらいたい。そして丈夫な体で優しい大人に成長してもらいたい。そんな思いが強いです。
-本当に様々な角度から取り組まれていますよね!モチベーションが凄いので尊敬します!
川崎:ありがとうございます。良くも悪くもモチベーションは常に上がってる方だと思います(笑)
-また商品企画やレシピ開発もされていますが、その際に気を付けている点などはありますか?
川崎:一番大切にしていることは、クライアント様の気持ちになって考案すること。同じ目線で同じ方向を向いて、クライアント様の思いを共有させていただいてます。
-ありがとうございます!アクティブに活躍されていますよね!心と身体に効く料理を日々食べられているからかもしれませんよね!
スポーツに、そしてフードコーディネーターなど、あらゆる分野で活躍されていますが、今後の目標がありましたらお聞かせください。
川崎:日本だけでなく、世界中に目を向けて、食で世界中の人を幸せにすることができたらと思っています。
大きな目標を掲げてしまいましたが、人ってお腹が空いているとイライラして喧嘩や口論になるでしょ。しっかり食べてしっかり頭を回転させていれば、もしかしたら戦争もないかもしれないと単純に思ったからです(笑)食で笑顔を♪が目標です。