PROFILE
薬とは違う、自然の力で治す
髙城千絵子
Chieko Takagi
自身の経験から、薬のみで治療する方法に疑問を覚え、漢方で自然に体質改善できる方法を目指す。
東洋医学の元となる陰陽五行や統計学を取り入れた漢方治療を行い、担当した患者数は5千人を超える。
他にもメディア記事の執筆・監修や雑誌の取材等、多方面で活躍。
現在は渋谷DSクリニックにて、ダイエットや美容などの悩みを身体の内側から改善する漢方治療に携わる。
消費者が身近に漢方を摂取できるよう自身でサプリメントを監修するなど、より多くの人々に漢方を広める活動を行っている。
略歴
保有資格
オーダーメイド漢方だからできること
－先生が薬剤師を目指された理由を教えてください。
髙城：私が小学5年生の時、風邪をこじらせまして、それからすぐ入院をしました。担当の看護師が実習の看護学生だったのですが、お話も面白いし、入院ってこんなに楽しいんだと思ったのが印象的でした。
その頃から、私の中で「医療で人を助けたい」という想いが芽生えるようになりました。
－素晴らしいですね！特に漢方を専門にされている理由はありますか？
髙城：大学で薬学を学び、薬局実習も経験しました。そこで私が感じたことは、薬ではなく自然に身体を治したいという気持ちです。私はもともと薬をあまり飲まない人で、ある程度でしたら薬を飲まず自然回復させていました。もちろん薬は人間にとって必要なものです。ですが身体はもともと自然治癒力が備わっており、そこを伸ばしてあげる方が身体に良いと思ったからです。
－なるほど。もっと詳しく聞かせてください。
髙城：皆さんに医療で関わってゆきたいという気持ちで薬学の勉強を始めました。しかし先生によっては、その患者様に必要のない薬を処方している事があります。私はそれを目の当たりにし、愕然としました。それならば、身体が不調にならないための「予防医学」をもっと浸透させてゆきたいと思いました。
－漢方はどのような方に向いていますか？
髙城：薬は体調が悪くなってから飲み始める人が多いと思いますが、漢方は「なんとなく体調がすぐれない」という方にも適しています。予防という意味でも気軽に摂取して頂けますので、「病院へ行く」という感覚ではなく「相談に行く」という感覚で気軽に来て頂けたらと思っています。
－漢方の効果が気になるのですが…。
髙城：ダイエット、美肌、更年期障害、不妊治療、PMS、不眠・ストレス等、現代社会において皆様が抱えるお悩みに対して優れた効果を発揮します。私は1人1人に合わせた処方を考えて組み合わせますので、西洋の薬で効果が出ずにご来院頂いた患者様で、「漢方で症状が改善した」という方もいらっしゃいますよ。
－実際に漢方を摂取されている患者様の声を聞かせてください。
髙城：妊娠できないという悩みを抱えた患者様がご懐妊したという嬉しい報告を頂いたり、若い方でしたら「痩せて彼氏ができた」といったり…。
病院の処方箋のみを担当していると患者さんと中々このように触れ合えないのですが、今はクリニックを通じて嬉しいお声を頂く事が楽しみになっています。
－漢方は飲みにくくありませんか？
髙城：よく心配される患者様はいらっしゃいます。私が扱っている漢方は、安全性に考慮された品質の高い生薬を高配合しております。添加物など余分なものを極力除いておりますので、思っていたより飲みやすいと言っていただける方がほとんどです。
－先生はサプリメントの開発に携わっておられますが、その想いを聞かせて頂いても良いでしょうか？
髙城：二日酔い予防の漢方を監修しておりまして、サラリーマンの方から夜のお仕事をされている方まで、幅広いご職業の方に愛用して頂いています。「ずっと飲み続けることで体質が変わる」という事を目指しておりますので、飲みやすいサプリメントという商品を通じて自分の想いを皆様に届けたいです。成分は葛の花と田七人参のみですが、高い効果を感じて頂けると思います。
－次に考えていらっしゃるサプリメントはどのようなものですか？
髙城：次は睡眠に関するサプリを考えています。睡眠は生活の中でもとても重要なものです。現在試作段階ですが、なかなか難しいですね。試行錯誤を繰り返して、配合を変えながらモニタリングしています。ここを乗り越えて、うまく形にしてゆきたいと思っています。
－ありがとうございます。先生の今後の目標を教えてください。
髙城：患者様の身体の不調や悩みを、私が処方した漢方で「良くなった」と言って頂ける事がとても嬉しいです。なので、今後も人に貢献できるような活動や商品の開発をしてゆきたいと思っています。あとは英語とスペイン語が話せるので、漢方の良さを海外の人たちにも知って頂きたいですね。美容・健康において、漢方はとても万能です。身体を整えて病気を防ぐ事は、薬以外で可能なのだという事を、漢方を通じてもっともっと世界へ広めてゆきたいと考えています。
