PROFILE

食と睡眠で健康と美を作り出すスペシャリスト

篠原絵里佳

erika shinohara

國學院大學、佐伯栄養専門学校を卒業後、総合病院やクリニック勤務中に多数の臨床実績を積み、さらに食事とアンチエイジングや健康の関連性に注目し、独立。
Health&Beautritionを主宰し、医学的な知見も加えることでより本格的な美容・健康を求める。
管理栄養士としてだけではなく、睡眠改善インストラクター、アロマコーディネーターなど多彩な資格を活用し、ライフスタイルと密着したサポート体制を確立。

睡眠と食生活、健康、美容をリンクさせた「睡食健美」を考案し、美や健康を求める人たちに支持されている。
カウンセリングやセミナー活動で自身の考えを多くの人たちに広めると同時に、各種メディアで情報発信を積極的に行い大注目を浴びている。

略歴

國學院大學法学部法律学科卒業 佐伯栄養専門学校栄養士科卒業 総合病院・腎臓内科クリニック勤務 Health&Beautrition主宰

保有資格

管理栄養士/日本抗加齢医学会認定指導士 日本睡眠改善協議会認定睡眠改善インストラクター/日本睡眠教育機構睡眠健康指導士 日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエプロ/ベジフルビューティーアドバイザー/ジュニア和食マイスター 日本アンチエジング・ダイエット協会ダイエットスタイル認定トレーナー メンタルフードマイスター推進協議会認定メンタルフードマイスター2級 日本アロマコーディネート協会認定アロマコーディネーター NARD JAPAN認定アロマアドバイザー(メディカルアロマ)/日本アロマ蒸留協会ホームケアアドバイザー
睡食サポートで悩んでいる人を救いたい
-「睡食健美」という言葉にとても興味があります。栄養管理士から、睡眠と食に注目されたきっかけを教えてください。

篠原:医療機関での栄養相談をしている際、生活習慣病の患者様が睡眠トラブルを抱えていることに気づき、「睡眠と生活習慣病は密接に関わっている」と考えはじめました。そして食事はライフスタイルの一部ですので、睡眠を整えることにより、食生活にも影響があるのではないかと考えたことがきっかけですね。食事だけでなく、睡眠を含めたサポートができる管理栄養士になるために、日本睡眠改善協議会で学び、睡眠改善インストラクターを取得しました。

-そのようなきっかけがあったのですね!医療の現場でご活躍されていらっしゃいましたが、その経験が今に活きていますか?また医療機関での体験や独立されるまでのお話も聞かせてください。

篠原:はい、活きています!医療での現場で得た思いを軸にして個人での活動を始めているので、医療の経験があるから今があるといっても過言ではありません。もともと管理栄養士になった理由は単純なものではなく、「食事制限のある方も、美味しく食事をして欲しい!提案や相談ができるような仕事がしたい」というものでした。医療機関で患者様と接することを生涯続けていきたいと思っていましたし、その考えは今も大切にしています。

医療機関では主に重度の腎臓病の患者様と関わっていましたので、早い段階で介入して病気が進行などしないようなアプローチをしていました。そして抗加齢医学に出会ったことが大きな転機となり、予防医療に関わるためには、医療機関の外からも発信していく必要性を感じ、独立することにしました。現在は医療機関の非常勤で勤務し、一次予防(病気にならいためのアプローチ)と三次予防(病気になってしまった方へのアプローチ)の両軸からサポートさせて頂いております。ですので、すべて医療機関での経験があってこその活動なのです。

-様々な経験や思いがあるからこそ実現できた活動なのですね。他の管理栄養士とは差別化できているところもすごいと思います!

篠原:個人で活動を始めてから約6年に渡り、全国の医療機関で腎臓病の患者様に食事の講演会をしてきました。全国の患者様と触れ合うことができたことで多くを学び、差別化に繋がっていると思います。

-掲げていらっしゃる「睡食健美」が実現されると幸せな生活を送れそうですね!

篠原:はい。人生の3分の1は眠っていますから、眠りの質が良いと快適に活動でき、パフォーマンスもアップします。「睡眠が整うと食事も整い、食事が整うと睡眠も整う。すると体調も整い、心も整います。」太りにくくなりますし、お肌もキレイになりますよ。ですが、忙しいとそれが大切なことは分かっていても、食事や睡眠がないがしろにされ、整えることが難しくなります。ですからそれぞれの方のライフスタイルや食の好み、考え方を考慮して、睡食健美をサポートしていきたいと考えています。

-やっぱり現代社会で生きる日本人は、食生活や睡眠が乱れているのですね…

篠原:実際に乱れていると感じます。個人の問題というよりも、社会環境が大きな原因でしょうね。しっかり睡眠が取れている諸外国は働き方や環境が日本とは違っていますし、情報が氾濫していることも、乱れてしまう要因の一つだと思います。

-たしかに日本人は外国人以上に働いている印象ですよね…公式サイトにある「美味しく食べて、楽しく食べて、ぐっすり眠る」という言葉も素敵だと思います!これを実践するにはやっぱり努力も必要ですよね…

篠原:ありがとうございます!実践して習慣を変えることは、とても大変なことです。例えば、「通勤でいつも通っている道順を変えようと思っていても、意識しないで歩いていると、いつもの道を歩いてしまう。」という経験はありませんか?他にも日常の中にこのようなケースは多くあり、習慣を変えるためには、慣れるまでは”意識する”ということを肝に銘じるべきです。でも習慣になってしまえば、自然とできてしまいますよね。このように、自然とできるようになるまでのサポートをすることが、私の役目だと思っています。10人いたら10通りの食事があり、眠りがありますので、それぞれに合わせた方法を一緒に考えたり、気づきやきっかけ作りをしていきたいです。

-セミナー・講演会・メディア出演などお忙しいと思いますが、「睡食健美」のおかけでやっぱり普段からお元気ですか?

篠原:そういえば、ここ10年以上風邪をひいたことがないかもしれません(笑)!でも、睡眠の大切さが分かっていても、仕事が忙しいと睡眠や食事が乱れがちになります…ですがそれを習慣にしないようにしています。やっぱり仕事やプライベートを楽しみ、ポジティブに生きていることも元気の源だと思います!

-10年以上風邪をひいていないなんて羨ましいです!セミナーや講演会に参加したいのですが、どんなことが学べますか?

篠原:食や睡眠の基本を正しく、分かりやすく、そして実践できるようにお伝えしています。氾濫している情報に流されないことが重要なので、「正しい情報を見極める目」を養うことにも重点を置いています。基本的な内容や、各種テーマ(アンチエイジングや美肌、生活習慣病予防、ダイエット…)に沿った内容が多いですが、ご参加いただく方の目的に合わせた内容で講演をしているので一言で言うと、「学びたいことを学べる!」という感じです。

-すごく勉強になりそうですね!食事や睡眠で困っている方に伝えたいことはありますか?

篠原:自己判断ではなく、専門家に相談をすることをお勧めします。困っている内容や体、心、考え方も人それぞれ違いますので、自分に合った方法を専門家と探ることが大切です。焦らずに小さなことからコツコツ積み重ねることで悩みも少しずつ解消されていき、やがて快適な生活を送ることができるようになります。時には上手くいかない時もあると思いますが、そんな時こそ専門家を頼りにしていただければ嬉しいです。

-ありがとうございます。すごくバイタリティに溢れた活動をされていると思いますが、今後の目標はありますか?

篠原:誰もが平等に、正しい情報を得られるような環境作りをしたいですし、ヘルスプロモーションにも力を注ぎたいです。そのための一歩として、一次予防・抗加齢医療と三次予防を両立させた活動をし、本当に必要とされているヘルスプロモーションを展開していきたいです!

erika