PROFILE

心の悩みを食で救う優しき勇者

西岡雅司

Masashi Nishioka

中学時代に学校でいじめを受けるようになり大きな悩みを抱える。
そんな中転校することで気持ちが楽になり、転校先の学校で非常に有意義な時間を過ごす。
しかしその後、元の中学校に戻り、希望する高校への進学のために必死で勉強を行い、熊本農業高校への進学が叶う。

高校卒業後には中村調理製菓専門学校に進学し、料理に関する知識を身につけ、その後料亭で働く。
料亭を退職し東海大学に入り多種多様な事柄を学び、将来の糧とする。

そしてその後、臨床心理士との出会いがきっかけとなり、ハーティストラパンの起業が実現する。
今でも熊本市内において、不登校をはじめとした様々な人間関係で悩んでいる人たちの苦しみの解決を手助けしている。

略歴

ハーティストラパン代表

保有資格

調理師免許 食品技術管理専門士 NLP実践心理学(NLPミレニアムジャパン)
悩みは食によって解決出来るんです
-飲食関連の仕事をされていますが、いつ頃から興味を持たれていたのですか?

西岡:幼稚園頃から食に興味を持っていましたが、そのきっかけはワンピースに出てくるサンジです。その頃の思いが、進学する高校選びにもつながり、高校を選んだ理由も果物や野菜などの勉強ができ、料理の勉強の基礎ができるからです。

-いじめをなくしたいとサイトに書かれていますよね!素敵だと思います!

西岡:私がもともと中学時代にいじめられ、転校せざるを得ない状況になりました。その後別の学校の情緒不安定学級に入って、その後は熊本農業高校に入学したという経験があります。とてもつらい思いをし、いろいろな気づきを得て、現在の活動を行うきっかけとなったのは、中学校時代のいじめ経験が元となっています。

-そうだったのですね!料亭で働かれましたが、その経緯を教えていただきたいです!

西岡:偶然、熊本で有名な料亭を知っている方と出会いまして、その方の紹介で、はじめは10日間のタダ働きからはじめました。その後本格的に働き始めていろいろと勉強になることも多く、それは今にも生きています。ただ一生料理人として働くことはないと実感することができ、経営に憧れを持ちました。

-それは料理人としてではなく、経営者として活躍したいと思われたのですか?

西岡:はい、そうです。経営者として携わっていきたいと考えていました。それを成し遂げるためにはマーケティングの勉強が欠かせないこともわかっていました。

-マーケティングに関する勉強はどのようにされたのでしょうか?

西岡:経営に関する勉強が必要だと思い、本格的なマーケティングの勉強をするために、東海大学を受験し入学することになりました。一年生のときにマーケティング分野の教授に直談判をし、様々な勉強を行い、なおかつ多くの社長さんを紹介して欲しいと頼み込みました。また大学の文化祭の実行委員になり、そこでお金を動かすだけでなく、数々の企画を行いそれを実行する経験を積みました。教科書的な勉強だけでなく実践的なマーケティングの勉強をしたことも、結果的によかったと思っています。

-他には心理学に関する勉強も行われたと聞いています。どのような内容を学ばれたのか教えてください!

西岡:実戦心理学というものであり、ポジティブシンキングを身につけることができました。これを行うことによって前向きになることが可能ですし、仮に良くない部分であっても、それを個性として受け止めることが大切だと気づきました。その心理学を実践的な場で活かすために、ナイトワークのお店でお悩み相談をはじめました。売上アップややる気のアップ、その他多くの悩みを解決に導くことができました。

-いじめをなくすための手段として料理を選択されましたか、そこに至った経緯や理由などをお教えください。

西岡:「食は人を幸せにしてくれる」という思いがありますし、どんな状況でも人間はお腹がすきます。実際に私自身も母親が作ってくれたご飯で感動した経験があり、幸せに感じたので料理を活用することにしました。多くの人たちが美味しいものを食べると幸せに感じ、悩んでいることもその時は忘れられたりするのではと考えています。

-料理研究家としてこだわっている部分はありますか?

西岡:こだわっていて最も重視している部分が「相手に笑顔になってもらいたい」ということです。実際にいろいろなことで悩んでいる人たちを見て、何に興味を持ち望んでいるかを考えたら、食べ物だったのです。食べ物と心は繋がっているのではないかと思い、食によって癒され、様々なことを学んで欲しいと考えています。自分で農作物を作って自分で食べて欲しいという考えもあり、それは結果的に大きな意味を持ってくると感じています。

-料理によるカウンセリングを行い、これまでに一番心に残ったのはどのようなことでしょうか?

西岡:仕事やプライベートなど様々なことで悩んでいる鬱病の方についてです。一緒にご飯を食べに行った際に号泣されていて、今後どうすべきか悩まれていたので、私自身が気持ちを込めたお弁当を作りそれを食べてもらうことにしました。すると気持ちが通じたのか泣いてくれて、「こんな美味しいご飯は食べたことない」と言われました。他にもアドバイスを行い、今では昔に比べてかなり元気になられたみたいです。

-今後の目標はありますか?

西岡:大きな夢ではありますが、私自身宇宙に行ってみたいです。そして恵まれない子供たちが勉強・生活ができる環境を作りたいと思っています。他には、とにかく美味しいおにぎりを食べてもらいたいという思いもあります。