PROFILE
口腔から全身の健康へ
佐藤青児
Seiji Sato
専門知識を日々学び卒業し、その後は歯科口腔外科専攻生となり、また歯科麻酔科助手としても実績を重ねる。
そして岡崎病院救急救命センターにおいて本格的な研修を受け、歯科医師としての階段を上る。
数多くの学びを得て、その経験を生かすべく、愛知県内の稲垣歯科において勤務し、より患者様に近しい治療の必要性を実感。
数年の歯科医院勤務を経て、1996年に自らが経営する月見歯科クリニックを開業させる。
単なる歯科医師として活躍するのみならず、さまざまな健康・美容効果が期待できる「さとう式リンパケア」も生み出している。
メディアへの出演や出版物も多数あり、今注目されている歯科医師。
略歴
押さない、揉まない、 引っ張らない「さとう式リンパケア」
－歯科医院を開業されていますが、どうしてご自身で開業されようと思われたのですか？
佐藤：もともとは病院の歯科で勤務することを希望していたんですが、腰を痛めてしまったんです。そのため病院に行くためにはなかなか自分の希望する科での勤務は難しく、麻酔科に配属されて全身の勉強をしました。
でも、自分の中でずっと麻酔科でやっていくのは考えにくかったので、開業することにしました。だから最初からすごく開業に興味があったわけではないですね。
－さまざまなところでさとう式リンパケアのお話を聞くことがあります！さとう式リンパケアは具体的にどのようなものなのでしょうか？
佐藤：歯科医院で患者様を診ていると、顎関節症でアゴの緊張が強い人がすごく多かったんです。それをなんとかゆるめられないかと思い、押したり、揉んだり、引っ張ったりする治療法を実践しました。しかし、一向に顎関節症はよくならなかったんです。そこで、アゴまわりを優しく弱く触れる、ゆらす方法方法を試したところ、筋肉の緊張がゆるむことが分かりました。しかも力が弱ければ弱いほど効果的で、副作用も少ない。
そうしてアゴまわりの緊張をゆるめることができたら、首、肩、腰、足の先まで体全体がゆるみ、リンパ管の弁を広げることで押し流さなくてもリンパが流れていきます。そうすることで循環機能を高めることができるんです。それが「さとう式リンパケア」です。
－ありがとうございます！こんな方にさとう式リンパケアを受けて欲しい、という思いはありますか？どんな方に有効なのかも知りたいです！
佐藤：今までどんな方法を試してもよくならなかったという方に、ぜひ試していただきたいですね。誰でもとても簡単にできる方法なので。
もう一つは、痛みから逃れるというよりも、キレイになりたいとか、もっとよくなりたいとか、今の状態をよりよくしたいということにフォーカスしてアプローチされている方のほうが、より高い効果が出ています。ですから、美や健康に貪欲な方に向いているのかなとも思います。
－顎関節が全身のいろいろな部分の問題に関係している、というのは知りませんでした！ぜひさとう式リンパケアを試すべきですよね！
佐藤：そうですね。アゴの緊張が強い人はすごく多くて、それが肩こりや腰痛にもつながります。ですから、肩こりや腰痛に悩んでいる人はほとんどの方が顎関節に問題があると思います。
さとう式リンパケアで肩こりや腰痛も改善できるのでぜひ試していただきたいです。
－健康と美容の両方にアプローチできるなんて素晴らしいですね！
佐藤：健康と美容、さらに心の不調も改善していきます。心と体はすごく密接にかかわっているので、体をゆるめて不調を改善することで、心の緊張も和らげることができます。
－顎関節症で悩んでいる方は今もとても多いと思われますが、そういった方に何かアドバイスをお願いします。
佐藤：顎関節症の方にはとりあえず耳にひもをかけてみていただきたいです。耳にひもを軽くかけることでリンパの流れが良くなって緊張を和らげることができます。それで少しでも症状が緩和されれば、さとう式リンパケアでより改善できると思います。
－先生はYouTubeにチャンネルを作られ、たくさんの動画を公開されていますよね！動画公開の中で、何か心がけている点はありますか？
佐藤：情報をどんどん発信してみなさんに知ってほしいという思いで配信しています。噛んでしまったり、少し失敗してしまったりしていることもあるんですが、あまり気にせずそのまま配信してしまっていますね。
－そうなのですね。先生は各種メディアや講演会などでも活躍しておられます！情報を伝える際に気をつけていることや、肝に銘じていることがあったら教えてください！
佐藤：やっぱり楽しんでもらうことです。緊張してみえる方が非常に多いので、いかに楽しんでもらえるかは常に意識しています。緊張した状態だと筋肉もゆるまないので、効果も得られなくなってしまいますしね。
－講習会も種類がいろいろあって本当に充実していますよね。誰でも参加できるのでしょうか？
佐藤：はい、そうですね。上級コースなどステップに応じたコースも用意していますが、基本的には誰でも参加できるものがほとんどですので、気軽に参加していただければと思います。
－何か今後の夢や目標などがあればお聞かせください！
佐藤：日本でももっと多くの人にさとう式リンパケアを知ってほしいですし、海外にも広めていきたいです。今度スリランカのオリンピック選手のところにも治療に行きますが、そういうスポーツの世界も含め、健康、医療などさまざまな指導者にさとう式リンパケアを習得していただきたいです。とても簡単にできる方法ですから。そして、さとう式リンパケアをスタンダードにできれば、救われる人がたくさんいると思っています。
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